2004年、Portableとの共演をきっかけにリリースオファーを受け、ロンドン〈Süd Electronic〉より「New Days」「Dimension」を発表。デビューEPにして、Ricardo Villalobos、Richie Hawtin、John Tejadaを始め、シーンを代表するDJ達に高い評価を受け、その液体的とも言える彼女独自のグルーヴは瞬く間にヨーロッパ~北米、そして日本へとセンセーショナルな興奮をもたらした。
また、Richie HawtinによるミックスCD/DVD「DE9 | Transitions」(M-nus, Novamute Records)、Booka ShadeによるDJ KICKsシリーズ (!K7 Records)、Loco Diceによる「The Lab01」(NRK Music) にも彼女のトラックはライセンスされており、その大胆さと繊細な技巧が同居する複層的なグルーヴから成る彼女のトラックは、シーンの最前線とは常に一歩距離を置きつつ、独自の強い存在感を放っている。這い回るような重たいベースと催眠的なフレーズ、玩具を散らしたような不気味でユーモラスな世界観が、ミニマル的変化を伴い、あたかも時間の錯覚を起こしていくかのように持続する。これらは、いずれも彼女の象徴といえるサウンドだろう。
ライヴパフォーマンスにも定評があり、これまでにロンドンFabric、ベルリンPanorama Bar、モスクワArma17、バロセロナ及び東京で開催されているSonar Festivalなど世界各国の代表的クラブやフェスティバルに招聘されている。
一方、2015年にはカセットテープ主体のレーベル〈Kebko Music〉をスタートさせ、自身にとって第4作となるアルバム「Ophelia」をリリース。近年はメロディアスかつ実験的な作品にも挑み、機能性のみに縛られない、新しいエレクトロニックミュージックの在り方を追求している。2018年にはテクノに限定されない多彩な音楽性を打ち出す新プロジェクト、Aalkoのファーストアルバム「No Man Is An Island」をリリース。
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