Yves Tumor

(Warp Records)

ダークポップ界のカリスマ Yves Tumorは、電子音楽を軸に多彩なジャンルを掛け合わせることからエレクトリックミュージック界の冒険家と称され、アーティスト/作曲家としての評価は高い。
彼のサウンドはダークでゴシックな一面を持ち、グロテスクさの中に耽美さを調和させる音楽性は、他を寄せ付けないほどに孤高的である。一方で彼のライヴは、先鋭的なノイズからクラシカルなサウンドまで、万華鏡を覗き込む様に音の変化を体感できる。

先鋭的音楽を追求するレーベル”PAN”からリリースしたデビューアルバム「Serpent Music」でYvesは、’70sソウルのエッセンスとエクスペリメンタルがサイケデリックに邂逅したような新次元の音楽を披露し、ArcaやBrian Eno等と並んで、2016年のPitchforkエクスペリメンタルアルバム・ベスト20に選出されている。
今年、”Warp Records”から初となるアルバム「Safe in the Hands of Love」をリリースし、彼の活動からますます目が離せない。