神奈川県藤沢市 =“Moss Village Japan”。SHEEF THE 3RD a.k.a Dacock MorrayとMiles Word a.k.a Bitter The Toppoman、真っ黒くてイカれた2MC。結成直後からこの2人の勢いはとどまることを知らない。各地のイベントを揺らし続け、その名前はMoss Villageから神奈川各地に広がっていった。
そして2010年、1st EP「Duck’s Moss Village」を自主発売すると、あっと言う間に即完売。今では巷で高額にてやり取りされる“幻の名盤”と称されている。2012年、満を持して1stアルバム「A REPORT OF THE BIRDSTRIKE」をリリース。オリコンのインディーズチャートのトップ10へ食い込むなど、その噂は神奈川各地から全国へ。
1stアルバムリリース後はそれぞれの活動を活発化。Miles Wordは、2014年12月に〈DLiP RECORDS〉の屋台骨NAGMATICとの共作「INPOSSHIBLE」をリリース。現場でのライヴが高く評価され、北は北海道~南は沖縄へと全国でライヴツアーを敢行。そのツアーの中で出会ったOlive Oilと意気投合し、2016年11月にジョイント作品「Word Of Words」を発表。
対してSHEEF THE 3RDはSEGA FRONT GIANTSやRHYME&Bとのジョイント作品「D.O.B.B.」など、〈DLiP RECORDS〉関連作品では存在感を見せ付けつつもソロの作品としては沈黙を貫いていたが、全国のヘッズの高まり続ける期待に応えるかのように、2018年1月ついに、DJ LEXプロデュースにてSHEEF THE 3RD 1stソロアルバム「My Slang Be High Range Moss Village」を発表。
互いにBLAHRMYとはまた違った一面をみせ、1人のMCとしての個性を存分に発揮した。ソロとしての活動を着実にこなしつつも、常にBLAHRMYとしてのライヴは継続。全国各地のパーティを真っ黒く塗り潰してしまうような勢いと熱量のこもったライヴは、その場にいる全ての者を飲み込んでしまうほどの破壊力をもつ。
そんな“ヤバいライヴをするやつがいる”というその噂は、アンダーグラウンドだけでなく着実にヒップホップシーン全体へ広がり続け、フリースタイルダンジョンにおいてもライヴを敢行。またひとつ新たなステージへと踏み出した2人の動向から目が離せない。