CD HATA × KOYAS

日本を代表するジャムバンドDachamboのシンセサイザー担当CD HATAと、プロデューサー/アーティストのKOYASによる、東京を拠点に活動するエレクトロニック・デュオ。ジャムバンドならではの即興感覚を確かな技術で支える、“行きあたりバッチリ”を信条とする。シンセサイザーやリズムマシン・エフェクター等を楽器屋のように並べ、そのスタイルはアンビエントからテクノまで、現場に合わせてジャンルを横断する。
CD HATAは10代の頃からバンドマンであったが、Dachamboの他にテクノDJとしての顔も持つ。彼は各地でバンドのツアーやパーティでのDJを精力的にこなしながら、レコーディングも行うなど、その活動は止まることを知らない。
一方のKOYASもバンドからDJカルチャーに入り、現在では作曲/エンジニアリング/レーベル運営など、定義不能なまでに幅広い活動をしている。彼は音楽制作ソフトウェアAbleton Liveの認定トレーナーでもあり、『子育てと音楽の両立』といった記事のライターや、音楽制作者向けのイベント制作や登壇など、音楽カルチャー全般の活動を行っている。
この2人が数々のプロジェクトで活動を共にしているうちに、自然とセッションユニットとして合流した。現在では東京のAbletonユーザーグループ、Ableton Meetup Tokyoもオーガナイズしている。2014年には、人力ミックスCDのように彼等がその場のフィーリングで作品を創り出したフルアルバム「Play Off the Cuff Vol.1」をリリースし、Fuji Rock Festivalに出演。2018年8月には録音したセッションを再構築し、よりフロア仕様に進化させたEP「Machineries」をリリースした。2019年11月には、近未来の宇宙への冒険を描いた「Synthesizer Gnosticism」をリリースする。