その素性を明かさずミステリアスにテクノ・シーンに出現したVRILは、Resident Advisorのトップ・レーベルにも選出されたGieglingやSvreca主宰のSemanticaや超名門Ostgut-Tonなどの先鋭的なレーベルから順調に作品リリースを重ね、その楽曲は幾度もMarcel DettmannやMarcel FenglerなどのMix CDにも収録され、アンダーグラウンド・シーンに於いて確実な支持を獲得している。そのエンドレスに続くような躍動感に満ちた綿密なビートとグリッチーでストレンジな音響構築、空間的シンセが特徴的なスペーシーなトラックからエクスペリメンタル~インダストリアルなミニマル・テクノまで幅広い才能を遺憾なく発揮している。2014年にGiegling傘下のForumよりファースト・アルバム「Torus」、昨年はオランダの老舗レーベルDelsinからセカンド・アルバム「Portal」をリリースしている。2015年のResident AdvisorのTop 40 Live Actsでは17位に選出されている。アンダーグラウンド・テクノ・シーンに於ける重要アーティスト及びレーベルそしてリスナーから絶大な信頼を得ている大注目のニュー・カマー、それがVRILである。