1970年代後半から現在に至るまで常にダンスミュージックシーンの最先端で活躍を続ける驚異的アーティスト、Francois K.。
フランスで生まれ育ち、1975年に渡米しニューヨークをベースに活動を始める。伝説的クラブGalaxy21において、Walter Gibbonsのプレイに合わせてドラムをプレイし、その後ニューヨークのあらゆるクラブでプレイ。Loft、Paradise Garage等の伝説的クラブへゲストDJとしても度々出演している。また、70年代後半から80年代前半にかけてのニューヨークサウンド黄金期を代表するレーベル〈Prelude records〉でD Train 「Keep On」、「You’re The One For Me」、Sharon Redd 「Beat The Street」、Misique 「Keep On Jumpin」等のリミックスを手掛け何れも大ヒット。他にもArthur Russellの最大のヒット作「Dinosaur L」「Go Bang」やKraftwerk、Mick Jagger、Depeche Mode、U2等様々な大物アーティストのリミックスを多数手掛けている。1987年、〈Axis Studio〉を設立し、90年代初頭には一時休止していたDJとしての活動も再開。1992年には伝説のDJであるLarry Levanの生前最後の日本ツアーHarmony Tourで共にプレイ。1994年、レーベル〈Wave Music〉を設立し、Blue 6やFonda Rae、Solu Music、AHB等、多数のアーティストの作品をリリースし絶大な人気を得る。1996年以降、Danny Krivit、Joe Claussellと共にサンデーアフタヌーンパーティBody&Soulを開始。世界で最も音楽的影響力を持つパーティとしてDJやダンスミュージックファンから認知される。2003年にはダブをコンセプトに新しいレジデント・パーティDeep Spaceを開始。ジャマイカンルーツミュージックであるダブ、そしてそのダブという自由なコンセプトの基にセレクトされた幅広い楽曲をプレイし、前人未到のミュージカル・ジャーニーへと誘う独自のスタイルを確立。進化をやめないFrancoisはコロナ渦でも最新の機材を駆使し、World Of Echoesで配信を行い、DJという表現方法から更に一歩踏み込んだライヴダブミックスを披露。曲と曲を繋ぐだけでなく、プレイする楽曲をライヴで即興で解体、再構築する前代未踏の領域へと突き進む。最早そのカリスマ的存在感は唯一無二。現在も尚多くのアーティストやDJ達に多大な影響を与え続けているDJ Francois K.の待望の再来日である。