ハウス発祥の地、シカゴの歴史を継承し、未来を開拓するDJ/プロデューサー。また、1996年よりレーベル〈Classic Music Company〉をLuke Solomonと共に運営。〈Classic〉ではこれまでにDJ Sneak、Gemini、Blaze、Isolee、Metro Area、Herbertまで幅広いアーティストたちの、ハウスシーンをリードする革新的な作品をリリースし続けている。
Derrick L. Carter自身も精力的に楽曲制作に取り組んでおり、2002年にはオリジナルアルバム「Squaredancing In A Roundhouse」を発表。ハウスミュージックが持つアブノーマルな雰囲気が充満した傑作となった。更に「Human League」など過去に手がけたリミックスをコンパイルした「Nearest Hits and Greatest Misses」、DLC名義以外での作品をコンパイルした「Tone Theory Vs Oneiro POVERTY DE LUXE」などをリリースしている。
また、彼がアーティストとして1番好評を得ている点は特異的なDJミックスであり、Frankie Knuckles、Francois K.、Danny Tenaglia等が参加してハウスシーンの注目を集めている「Choice – A Collection of Classics」や、世界最高峰のハウスレーベルである〈DEFECTED〉がシリーズ化しているミックスCD「HOUSE MASTERS」を手掛けた。シカゴ・ハウス黎明期の最重要DJ、Ron Hardyの影響を色濃く受けたDLCの変態かつ超絶なプレイは凄まじく、そして美しい。