細分化/多様化と共に大量に消費される趨勢において、自身の音楽に対する明確なヴィジョンと突出したオリジナリティにより、カテゴライズの向こう側にあるジャンルレスな音楽を創造し続ける稀有なアーティスト。メロディを感じさせるリズム、反復における極微な変化というミニマル性、そしてリリースごとに洗練され純度を増しながら加速していくサウンドとグルーヴは、複雑さを極めて尚、ダンスミュージックとして成立するという唯一無二の世界を確立している。代表作に、〈Perlon〉からの「Three EPs」、DJ Pinchとの共作「Pinch & Shackleton」、入手困難となった怪作「Music For The Quiet Hour / The Drawbar Organ」など。近年では、4人組バンドプロジェクトTunes Of Negationをはじめ、Wacław Zimpelとのコラボレーションなど、生楽器を交えた陶酔表現に取り組んでいる。