M_NUS(マイナス)やCOCOON(コクーン)といった人気レーベルからのリリ-スをかさねるドイツ発クリック・テクノ期待の人気DJ/プロデューサー、ロコ・ダイス。
チュニジア出身の家系をもち、ドイツのデュッセルドルフにて育ち、1992年頃からDice’Cの名義でヒップホップシ-ンで活動を続け、SNOOP DOGGやICE CUBEの前座を務めるまでになる。音楽フェスに出演していくうちに音楽の幅は広がりをみせ、ハウスミュージックへと傾倒していく。民族的なリズムと甘くファンキーなメロディ、唸るようなベースラインが特徴な彼の楽曲はダンスフロアから熱く支持され、Richie Hawtin(リッチ-ホウティン)率いるM_NUS(マイナス)、Luciano(ルチア-ノ)率いるCADENZA(カデンツァ)、Josh Wink(ジョッシュ ウィンク)率いるOVUM(オヴァム)、Sven Vath(スヴェン バス)率いるCOCOON(コク-ン)などのトップレーベルから次々にリリース。世界中で絶大な人気を誇るイビザの名門クラブDC-10、COCOON等でプレイするまでになる。
COCOONからリリースされた、VILLALOBOS(リカルド・ヴィラロボス)とのスプリットMIX CD『GREEN & BLUE』では、ミニマルを基調としながら巧みにハウスグルーヴを取り入れたミックスで世界的な注目を集め、リスナーに彼がなぜVILLALOBOSと共にこのミックス CDに起用されたかを十ニ分に納得させる新鮮な衝撃を与えた。
2007年にはレーベルDESOLATを立ち上げ、第一弾DUBFIRE『RIBCAGE』はジャンルを越えて爆発的なヒットを記録。2008年にリリースした自信のアルバム『7 DUNHAM PLACE』は綿密に構築されたビートとメロウで繊細なテクスチャーを持つ音楽性の高い作品で、高い評価を受けた。2015年には自身のセカンドアルバム『Underground Sound Suicide』を発表し、彼のバックグラウンドを活かした従来のテクノアルバムからの脱皮を思わせる音楽性でシーンに衝撃を与えた。
現在はイビサ島で行われているウィークリーイベント『HYTE』のメインレジデントDJとして君臨し、確実にシーンの一役を担う存在である。